理事長ご挨拶
私の本業は弁護士です。
高校在学中からこの道に進みたいと漠然と考えていました。
実はもう一つ、私が目指していた職業がありました。教育に携わる仕事をしたいとも考えていました。
悩んだ末、私は、法曹の道に進み、気が付いてみると10年以上が経過しました。
幸運なことに、多くの方々に支えられ、弁護士としての活動を続けてきました。
しかし、同時に、弁護士になる過程で、また、弁護士として活動する中で、修学継続の意思が強固でかつ学業優秀にも拘らず、経済的理由で学業を断念する学生を多々目にしました。
学生の修学継続に関して何かできることはないか模索するなかで、私の所属する弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所の代表弁護士千賀修一が奨学金基金を設立していたこと、また、代表の千賀修一の多大なる御協力があったことからもあり、令和3年2月に一般財団法人として給付型奨学金基金を設立し、同年6月に同財団は公益財団法人となりました。
本財団は設立して日が浅く、また、その規模も小さなもので、できることは限られています。
しかし、本奨学金が学生の安心して学業に専念できる環境作りに貢献でき、また、本奨学金の給付を通じて、夢や目標を持ち日々にたゆまぬ努力を努力を重ねる学生が一人でも増えることを願っています。
公益財団法人 中尾育英財団 理事長 中尾武史
(弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所 大阪支店長・弁護士)